

現地時間で31日の午後11時、騒々しく、奇想天外で、慌ただしく、手に汗握る恒例行事がようやく終わりを迎えた。ほかでもない、イングランドの移籍市場がクローズしたのである。例年、多くのチームの多くの選手がこの日に駆け込むように移籍を決行するため、当然メディアの報道も過熱、ファンの盛り上がりも並みではない。それまで噂されていなかった選手の突然の移籍や、補強に伴う余剰戦力の放出など移籍最終日の動き方は「狂乱」と呼ぶにふさわしい。
1年前のその日に、まさかの電撃移籍でレアル・マドリードからファンデル・ファールト引っ張ってきたトッテナム。ファンは今年もそんなサプライズを期待していたが、どうやら今回は時計の針を大幅に進めることはなかったようだ。
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1月に解禁される移籍市場。この期間の移籍はチームを再構成するためではなく、シーズンが始まって見えた問題点を「修正」するための補強、または放出という面が強いと思います。ということで、このブログでもスパーズの現状を分析して、修正すべきポイントを明確にしていきたいと思います。通信簿という形で。
【GK】
No1.ゴメス
今シーズンも正ゴールキーパーとしてゴールマウスの前に立つ。負傷により離脱した期間もあったが、ここまでは合格点以上。抜群の反射神経と長い腕を活かして何度かスーパーセーブを見せてくれた。これからもがんばりましょう。あえて言うなら、DFとGKの間にできるスペースのケア、前に出るタイミングは改善の余地あり。
No23.クディチーニ
ゴメスの負傷、サスペンションによりプレミア、CLを含め8試合に出場。0-1で敗れたウィガン戦ではミスによる失点もあったが、それ以外は素晴らしい働き。3-1と勝利したインテル戦でも安定感のあるセーブでチームに貢献。大事故によるパフォーマンスの低下が心配されたが、信頼に足る活躍を見せている。
No37.プレティコサ
今シーズンから加入しサードキーパーとしての位置づけ。出場はカップ戦の1試合にとどまる。ゴールマウスに立った試合では、やや不安定なプレーであったがデビューということを考慮すれば及第点。なかでもフィートの技術は魅力的だった。
<まとめ>
GK陣は問題は上々の出来。3人とも出場機会に差はあれどまずまずのパフォーマンス。しかしながら、今シーズンの失点の多さを考えれば、シュートストップやセットプレーの対応といったGKの仕事だけでなく、DF陣との連携やコーチングに関してはもう少しといったことが言えるかもしれない。(この点に関しては全くの推測でしかないが。)
【DF】
No.26キング
れいによって毎試合の出場は不可能で、今シーズンは7試合に出場。ただ出場時は頼もしいパフォーマンス。現在も離脱中(12月4日現在)だが、復帰まではそう時間はかかない模様。CLとリーグ戦と厳しい日程に無理をおして出場したため、膝ではなく鼠頸部を痛めてしまったため、今後はもう少し起用には慎重になるべきかも。
No.20ドーソン
イングランド代表としてワールドカップにも参加し、DFリーダーとして活躍が期待されたが代表戦で負傷。今シーズンは5試合に出場。早期の復帰が待望される。
No.19バソング
アウェイでのヤングボーイズ戦でのパフォーマンスが悪かったせいか、今シーズンはベンチに座る機会が多い。チームの不安定さも手伝ってかミスが目立ち、特にアスエコトとのコンビネーションは改善の余地あり。ただリヴァプール戦でのプレーなど本領を発揮すれば、十分な戦力。スパーズのDFの中ではカバーリングのスピードに優れており、ドーソン、キングとコンビを組めれば期待はできる。復調に期待。
No.4カブール
昨シーズンは右サイドバックとしてプレーしたが、今シーズンはセンターではセンターとして活躍。まだ荒削りでミスも見られるが、ここに来て安定感は増してきた印象。セットプレーでは相手の脅威となりゴールも決めている。現在は負傷で離脱中だが、コンディションを落とさずに戻ってくればレギュラーに食い込めるチャンスもあり。
No.13ギャラス
今シーズンから加入。チーム全体との連携や自身のコンディションの不良によって当初は衰えを指摘する声も多く、不安定な出来だった。だが徐々に復調し、3-2で勝利したアーセナル戦では古巣相手に素晴らしいパフォーマンスを披露。この試合を機にキャプテンに指名されプレーも上向きの様子。本来の出来に戻ってきたのか、この調子の継続が求められる。
No.22チョルルカ
ここまで期待を裏切る出来となっている選手の一人。堅いディフェンスが長所であるが、らしくないプレーを連発しハットンにレギュラーを奪われてしまう。負傷もあったが、コンディションが上がってこない原因がはっきりしないだけに心配。本人は前向きにトレーニングに取り組んでいるだけに、時間は短くても出場機会を与えていくことも必要か。
No.32アス・エコト
相変わらず好不調がハッキリとしてしまう面はあるが、彼の実力を考えれば及第点の出来か(笑)。時折、集中が切れたプレーで、CBとの連携が乱れるのが最大の課題。今シーズンも何度か見られるため、出来る限り修正してもらいたい。相手チームからは狙われるポイントにもなっているが、実はそんなに悪いプレーばかりではないことを証明してほしい。
No.2ハットン
昨シーズンはサンダーランドへローンで移籍し、今シーズンも出場機会は少ないかと思われていたが、ライバルのチョルルカが不調に陥ったこともあり、ウルヴス戦の出来をきっかけにレギュラーに定着。前線にアグレッシブに顔を出し攻撃に幅をもたらし前半はチームに貢献した。ただ、多少改善されたもののディフェンス面での対応には不安を残し、クロスの精度やレノンとのコンビはまだ課題。レギュラー奪取時に比べるとややアクセントに欠ける感は否めないため、上のような課題を改善していかなければ、再びベンチからチョルルカを眺めることになる可能性も。
<まとめ>
現在ローン中の選手に関してはノーコメントです。ここまで全試合負傷で欠場のウッドゲイトについても同様。
パフォーマンスという面では、4-5-1という新システムへの順応、CLとプレミアという新しい環境、ディフェンスリーダーの不在によって、全体的に低調ということができると思います。新システム関しては日々のチーム練習での成熟を図るなど時間が解決してくれることに期待するしかない。ただ、CLは決勝トーナメント決定(まぁベスト4とかまではいかないと思うので長期化しないでしょう笑)、ドーソンの復帰という好材料もあるので、これからパフォーマンスは向上していくと予測します。
そのためセンターバックは冬の移籍市場では必須ではないと考えます。
その代わり人数の面からサイドバックはテコ入れが必要かもしれません。右のサイドバックは人員過多、左は手薄。特に左はアスエコトが欠場すればベイルを後ろに下げなくてはいけなくなるため、攻撃力は落ちることが予想される。今の時点ではベイルをサイドバックに使うのはチームにとっても、彼にとってもマイナスだと思います。なのでもうひとり左のサイドバックは欲しいところです。アス・エコトとレギュラー争いまたは、レギュラーを奪えるような選手が獲れればベストでしょう。
スパーズの各選手の出場に関するデータはコチラ
選手一人一人にコメントしたため、かなり長ったらしくなってしまってすいません。
移籍に関しては、それぞれお意見あると思いますので、コメント頂けるとありがたいです。
読んでくださった方、ありがとうございます。
No1.ゴメス
今シーズンも正ゴールキーパーとしてゴールマウスの前に立つ。負傷により離脱した期間もあったが、ここまでは合格点以上。抜群の反射神経と長い腕を活かして何度かスーパーセーブを見せてくれた。これからもがんばりましょう。あえて言うなら、DFとGKの間にできるスペースのケア、前に出るタイミングは改善の余地あり。
No23.クディチーニ
ゴメスの負傷、サスペンションによりプレミア、CLを含め8試合に出場。0-1で敗れたウィガン戦ではミスによる失点もあったが、それ以外は素晴らしい働き。3-1と勝利したインテル戦でも安定感のあるセーブでチームに貢献。大事故によるパフォーマンスの低下が心配されたが、信頼に足る活躍を見せている。
No37.プレティコサ
今シーズンから加入しサードキーパーとしての位置づけ。出場はカップ戦の1試合にとどまる。ゴールマウスに立った試合では、やや不安定なプレーであったがデビューということを考慮すれば及第点。なかでもフィートの技術は魅力的だった。
<まとめ>
GK陣は問題は上々の出来。3人とも出場機会に差はあれどまずまずのパフォーマンス。しかしながら、今シーズンの失点の多さを考えれば、シュートストップやセットプレーの対応といったGKの仕事だけでなく、DF陣との連携やコーチングに関してはもう少しといったことが言えるかもしれない。(この点に関しては全くの推測でしかないが。)
No.26キング
れいによって毎試合の出場は不可能で、今シーズンは7試合に出場。ただ出場時は頼もしいパフォーマンス。現在も離脱中(12月4日現在)だが、復帰まではそう時間はかかない模様。CLとリーグ戦と厳しい日程に無理をおして出場したため、膝ではなく鼠頸部を痛めてしまったため、今後はもう少し起用には慎重になるべきかも。
No.20ドーソン
イングランド代表としてワールドカップにも参加し、DFリーダーとして活躍が期待されたが代表戦で負傷。今シーズンは5試合に出場。早期の復帰が待望される。
No.19バソング
アウェイでのヤングボーイズ戦でのパフォーマンスが悪かったせいか、今シーズンはベンチに座る機会が多い。チームの不安定さも手伝ってかミスが目立ち、特にアスエコトとのコンビネーションは改善の余地あり。ただリヴァプール戦でのプレーなど本領を発揮すれば、十分な戦力。スパーズのDFの中ではカバーリングのスピードに優れており、ドーソン、キングとコンビを組めれば期待はできる。復調に期待。
No.4カブール
昨シーズンは右サイドバックとしてプレーしたが、今シーズンはセンターではセンターとして活躍。まだ荒削りでミスも見られるが、ここに来て安定感は増してきた印象。セットプレーでは相手の脅威となりゴールも決めている。現在は負傷で離脱中だが、コンディションを落とさずに戻ってくればレギュラーに食い込めるチャンスもあり。
No.13ギャラス
今シーズンから加入。チーム全体との連携や自身のコンディションの不良によって当初は衰えを指摘する声も多く、不安定な出来だった。だが徐々に復調し、3-2で勝利したアーセナル戦では古巣相手に素晴らしいパフォーマンスを披露。この試合を機にキャプテンに指名されプレーも上向きの様子。本来の出来に戻ってきたのか、この調子の継続が求められる。
No.22チョルルカ
ここまで期待を裏切る出来となっている選手の一人。堅いディフェンスが長所であるが、らしくないプレーを連発しハットンにレギュラーを奪われてしまう。負傷もあったが、コンディションが上がってこない原因がはっきりしないだけに心配。本人は前向きにトレーニングに取り組んでいるだけに、時間は短くても出場機会を与えていくことも必要か。
No.32アス・エコト
相変わらず好不調がハッキリとしてしまう面はあるが、彼の実力を考えれば及第点の出来か(笑)。時折、集中が切れたプレーで、CBとの連携が乱れるのが最大の課題。今シーズンも何度か見られるため、出来る限り修正してもらいたい。相手チームからは狙われるポイントにもなっているが、実はそんなに悪いプレーばかりではないことを証明してほしい。
No.2ハットン
昨シーズンはサンダーランドへローンで移籍し、今シーズンも出場機会は少ないかと思われていたが、ライバルのチョルルカが不調に陥ったこともあり、ウルヴス戦の出来をきっかけにレギュラーに定着。前線にアグレッシブに顔を出し攻撃に幅をもたらし前半はチームに貢献した。ただ、多少改善されたもののディフェンス面での対応には不安を残し、クロスの精度やレノンとのコンビはまだ課題。レギュラー奪取時に比べるとややアクセントに欠ける感は否めないため、上のような課題を改善していかなければ、再びベンチからチョルルカを眺めることになる可能性も。
<まとめ>
現在ローン中の選手に関してはノーコメントです。ここまで全試合負傷で欠場のウッドゲイトについても同様。
パフォーマンスという面では、4-5-1という新システムへの順応、CLとプレミアという新しい環境、ディフェンスリーダーの不在によって、全体的に低調ということができると思います。新システム関しては日々のチーム練習での成熟を図るなど時間が解決してくれることに期待するしかない。ただ、CLは決勝トーナメント決定(まぁベスト4とかまではいかないと思うので長期化しないでしょう笑)、ドーソンの復帰という好材料もあるので、これからパフォーマンスは向上していくと予測します。
そのためセンターバックは冬の移籍市場では必須ではないと考えます。
その代わり人数の面からサイドバックはテコ入れが必要かもしれません。右のサイドバックは人員過多、左は手薄。特に左はアスエコトが欠場すればベイルを後ろに下げなくてはいけなくなるため、攻撃力は落ちることが予想される。今の時点ではベイルをサイドバックに使うのはチームにとっても、彼にとってもマイナスだと思います。なのでもうひとり左のサイドバックは欲しいところです。アス・エコトとレギュラー争いまたは、レギュラーを奪えるような選手が獲れればベストでしょう。
スパーズの各選手の出場に関するデータはコチラ
選手一人一人にコメントしたため、かなり長ったらしくなってしまってすいません。
移籍に関しては、それぞれお意見あると思いますので、コメント頂けるとありがたいです。
読んでくださった方、ありがとうございます。